2015年10月20日火曜日

ビジョン。

「琵琶を続ける。」
と心に決めて、ただそれだけで何の目標もビジョンもなく突っ走ってしまったのですが、図らずも決めてからの日々の中でヒントとなるものがたくさん転がっていることに気づきました。

それは、何気ない友人たちとの会話であったり、また師との日常会話だったりとそういった普通の日々の中で見つけることができ、最近では少しずつ何もなかった自身の展望が見えつつあります。

まずは最終目標とも言えるべきビジョンも垣間見えたことです。
たくさんあるのですが、

一つは、後世のために場所を作ること。
これは師との会話によって得たものなのですが、人前で演奏することの大切さ。
しかもお客様が少ないときこその修行の場が大切なのであって、少なくとも同じクオリティー、モチベーションで演奏できるようになることが大切な修行であるとのこと。
そこで鍛えて芸を磨いていくのだと。
もちろん、今の現状としては自分で飛び込んでいかなくてはそんな場所はないので、私は自分で飛び込んで発展させて道を切り開いていかなくてはなりません。まぁ、その覚悟です。死ぬまでにどこまでできるかですね。

そしてもう一つは、芸術家・演奏家たるものが生活の心配もせずに専念できるような環境、及びそのモチベーションになるべく模範となり、演奏したい!という人を増やすこと。就職先等があればいいのですけれど。それも今はないので自分で見つけて行くしかないですね。その道筋を作ること。

始めた当初は全く「私一人で完結」だったのですが、「後世に残すこと」が重要に変化してきました。
たった数ヶ月で・・・。
自分でも思いもよらない変化だったのですが、大切なのは「私」ではなく「伝統」なのです。
私は私で死ねば終わります。でもそうではなくて教えて伝えて引き継がれてきた芸を引き継ぐことこそが最重要課題なのだと。

ここまでのことが私が生きている限り、できるだけのことができるように最大限努力したいと思います。





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