2015年5月9日土曜日

自己紹介

私と琵琶について、自己紹介。

1995年、本格的に師について琵琶を習い始めてました。
時にまだ10代。

琵琶と出会ったのは更に遡り、それから2年前となります。

初めての出会いは地元の能楽堂での演奏。
尺八、箏、琵琶との共演でした。

そこで私は一目惚れ!
琵琶というよりは師に一目惚れしたのでありました。
類稀なる美貌と美声。
すっかり熱狂的なファンとなり、出るテレビ番組やらラジオをチェックし、音源(同時カセットテープ)を毎日の様に聴いては、歌の真似をして楽しんでおりました。…そんな中学生。どうでしょう?(笑)

それを見兼ねた周囲が、その先生に琵琶、習えば?と。

目からウロコ状態です。
まさか?思いもつかなかった、当時中学生。

公立高校に受かったらいいよ、と了承を得たのです。

がんばって受験勉強する…かと思いきや、確実に入れる高校を推薦狙いで目指す(笑)

推薦の方がひと足先に合格が確定するので、一刻も早く習いたかったのです。

そして晴れて、合格。

夢中になって琵琶を弾いていた3年間。
だから高校の記憶は、琵琶しかほとんど残っていないのです。

私の琵琶は今は亡き祖母が買ってくれました。

平成八年十一月
不識作

と書かれております。
私が弾くのは薩摩琵琶です。

間違いなく、私の一生の宝物です。

レア写真(笑)

全く同じ琵琶です。
琵琶って最初はこんな色なんです。
時と共に色にも深みが増してきます。
現在のこの色になるまでには数年を要します。

あぁ、色が変わったなぁ〜と実感したのは10年位前でしょうか。

現在、芸歴20年。

長ーい、遠回りとスランプだったなぁ…と思います。

ただ、細々と辞めずに続けてきたことが唯一の救いだと感じます。

辞めちゃおうかな…とは思った事が不思議となかったんですよね。

好きな時に自由に続けていこう。

とそれは今でも思っているのだけれど、またそれが極めたい、本物になりたい!という思いが強くなってきたのを感じます。

有名になりたい訳でもない。
後世に琵琶を残したい、なんて尊大な思いもない。

ただ、やりたいから、ただその思いだけで、私は弾きます。



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